ES を AI で書くと「バレる」のか — 検出器 5 種に同じ文章を入れて実測した
AI 検出器 5 種に同一テキストを入れたら判定は 0%〜85% でバラバラでした。現役就活生が実測データから「バレる/バレない」の本当の構造と、検出器を気にしなくていい AI の使い方を書きます。
「ES を AI で書いたらバレますか?」— 就活生なら一度は検索する質問だと思います。私も気になったので、同じ文章を AI 検出器 5 種に入れて実測しました。結果は予想よりずっと面白いことになりました。
実測結果:同じ文章で 0% 〜 85%
ある同一のテキストを 5 つの検出ツールに入れた結果がこれです。
| 検出ツール | AI 判定 |
|---|---|
| Copyleaks | 0% |
| isgen.ai | 0% |
| User Local | 25% |
| TextGuard | 74% |
| Sidekicker | 85% |
同じ文章です。それで 0% と 85%。もしこれが「証拠」として使われたら、どちらを信じればいいのでしょうか。
なぜこうなるのか
調べて分かったのは、AI 検出器は「この文章を AI が書いたか」を判定しているのではなく、「文体がどれくらい AI っぽいか」を確率推定しているだけということです。
- 学術・教育機関向けの検出器(Copyleaks 等)は誤検知を恐れて保守的に判定する傾向
- 「AI っぽさを消すリライトツール」を併売している事業者の検出器は、高め に判定が出る構造的な動機がある
- 検出器自身の利用規約にも「この結果だけを処分の根拠にしないでください」と明記されている
つまり、検出器の判定は単体では証拠になりません。実際、企業の採用がこの数値だけで合否を決めることは構造的にできないはずです。
では何が「バレる」のか
私が就活で ES を書いてきた実感では、バレるのは検出器ではなく人間の読み手の違和感です。
- どの会社にも出せる内容(社名を入れ替えても成立する)
- 自分の経験の解像度が低い(「頑張った」だけで、何を考えてどう選んだかがない)
- 面接で深掘りされた瞬間に本人が答えられない
これは AI を使ったかどうかと関係ありません。自分の中身が薄いまま AI に丸投げした文章が、読み手に「borrowed words(借り物の言葉)」として伝わるだけです。逆に、材料(自分の経験・企業研究)を自分で揃えて AI に整理・文章化を手伝わせた ES は、検出器が何%を出そうと面接で崩れません。
結論:検出器を気にするより工程を整える
- 材料は自分:経験の棚卸しと企業研究は自分の言葉で出す(AI には質問させる)
- AI は整理と文章化:構成・字数調整・推敲を任せる
- 検証は面接想定:「面接官としてこの ES に突っ込んで」と AI に聞き、答えられない箇所を潰す
この順序なら、AI をフル活用しても「バレる」要素がそもそも残りません。
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まとめ:AI 検出器は同じ文章に 0%〜85% を付ける程度の精度で、単体では証拠にならない。バレる原因は検出器ではなく中身の薄さ。だから対策は「隠すこと」ではなく「工程を整えること」です。